リーンシックスシグマ導入事例
製造部門と営業部門におけるLSS GBプロジェクトの実施例を紹介
LSS手法を学んだグリーンベルトは、
さまざまな領域でその成果を確実に発揮し ています
医薬品製造ラインにおける生産性向上・歩留まり改善
これまで現場レベルでは改善活動を実施し、生産性の維持向上に努めてきた。定期的な生産設備の入れ替えもあるが、現場オペレーションは熟練者に頼る部分が多く、製造ラインやシフト、作業者により歩留まりに差が出ていた。
LSS手法を学び、グリーンベルトとして生産プロセスのVSAを作成し、ムダとバラツキとボトルネックに注目し、改善を実施した。

【LSS5ステップの流れ】
1. Define 定義:プロジェクト企画書を作成し、関係者に広くヒアリングを実施
2. Measure 測定:生産計画から生産指示を含め、現状の製造プロセスを視覚化
3. Analyze 分析:生産データ、歩留まりデータを分析し、原因を特定
生産性に影響する原因として、①生産計画の途中変更、②型替え回数と時間、③熟達者の退職、④マシントラブル、⑤手書きの製造記録書などが判明
4. Improve 改善:ムダ、バラツキ、ボトルネックと改善の優先順位を決め、改善実施
①と②は、生産計画と製造課長で計画見直しプロセスをアップデート
③は他部門からの異動や人事部門と魅力ある職場作りプロジェクトを展開
④機械メーカー、サプライヤーからの助言を得る
⑤別プロジェクトを立ち上げる
5. Control 管理:個々の改善アクションと進捗管理を視覚化し、部門横断で協力しながら、改善プロジェクトを展開
デジタルセールスツール活用による業務効率改善
- 全国展開する医療機器販売会社 -
紙媒体中心の営業販促資料をデジタルコンテンツに切り替え、営業部門全体の業務効率向上を実施する。過去の商慣習として顧客ニーズに合わせ、毎回カラー印刷した製品紹介パンフレットやDVDを大量に作成し配布していた。これはコストがかかりムダも多い。営業企画部門としてLSS手法を取り入れ、営業員の意見を聞きながら、現場営業員の負担なく、デジタルコンテンツの活用促進を目指し改善を実施した。
営業プロセス全体のムダ、バラツキ、ボトルネックに注目し、これらをオープンに視覚化し、営業員に受け入れてもらえる改善活動を実施した。

【LSS5ステップの流れ】
1. Define 定義:プロジェクト企画書を作成し、関係者に広くヒアリングを実施
2. Measure 測定:年間でどの程度の営業販促資料を作成し、作成から配布までのプロセスをマッピング、使われずに廃棄される数量などをデータで視覚化
課題は「何故、デジタルコンテンツの活用にスムースに移行できないのか」
3. Analyze 分析:営業所単位の使われ方、販促資料ごとの活用、廃棄度合い、管理プロセスなどを分析し、LSSのムダ、バラツキ、ボトルネックとの視点で問題点を可視化を実施
4. Improve 改善:営業効率を落とさず、営業員に協力してもらえる改善施策を実施、またムダ、バラツキ、ボトルネック解消の視点から、できることから順次展開する
課題(問題)とアクション
① 作成し配布するコンテンツ量多い
→ 作成する営業資料について、代表メンバーで意見交換し、抜本的見直し
② 営業員が送付・配布物の中身を確認できていない
→ 配布物のリストと履歴、簡単な内容紹介を作成、月次営業会議で共有
③ 一部顧客のニーズを全国一律と捉えて展開している
→ ①の見直しで整理する
④ 地方では営業所ががなく、営業車に営業資料を保管している(管理できない)
→ 必要な紙媒体、DVDの保管場所は地域ごとに検討する
→ クラウドのストレージを整理し、これを活用する
⑤ iPad活用が不十分(PCと紙媒体が使いやすい)
→ ①の見直しで整理する、iPad活用はアプリケーションの開発も並行して実施
⑥ 挨拶・名刺代わりに紙媒体を配布している
→ ①の見直しで整理する、紙媒体が有効であれば継続する
5. Control 管理:個々の改善アクションと進捗管理を視覚化し、コストメリットを算出し、定期的に営業会議でも報告する
・紙媒体による印刷費削減 約700万円/年
・DVDや印刷媒体の配送費削減 約50万円/年
・営業コンテンツ管理、経費、発送作業削減 派遣社員の0.5名相当
